新卒初任給を上げられない会社は、採用で不利なのか
- 4月13日
- 読了時間: 2分
新卒の初任給が40万円、という話題が広がる中で、
こんな声を聞くことがあります。
「うちはそこまで出せないのですが、やはり不利でしょうか」
たしかに、数字だけを見ると、
差があるように感じます。
同じ採用市場の中で、
より高い金額を提示している会社があれば、
そちらに目が向くのも自然なことです。
ただ、採用というのは、
金額だけで決まるものでもありません。
もちろん、一定の水準は必要ですが、
それだけで選ばれているわけでもない、
というのが実際のところです。
たとえば、
どのような仕事を任せるのか。
どのように成長していけるのか。
どのような環境で働くのか。
そういった要素も、
採用の判断には大きく関わってきます。
また、初任給を上げることには、
その後の影響も含まれます。
既存社員とのバランス、
評価制度との整合性、
将来的な人件費の見通し。
そうしたものを踏まえずに、
採用のためだけに水準を上げてしまうと、
あとから調整が難しくなることもあります。
一方で、
無理に競争に合わせない会社にも、
別の選び方があります。
金額以外の部分で、
自社の考え方や環境をきちんと伝えること。
その会社で働く意味が、
言葉として整理されていること。
そうした部分が整っていると、
単純な比較だけではない選択が生まれます。
新卒40万円という話題は、
採用のハードルが上がったようにも見えますが、
見方を変えると、
「何で選ばれる会社なのか」が
よりはっきり問われる場面でもあります。
すべての会社が同じ条件で競争するわけではありません。
だからこそ、
どこで競争し、
どこは自社の基準で考えるのか。
その整理があるかどうかで、
採用の進め方は変わってきます。
金額だけでは決まらない、
ということを前提にしたとき、
見え方も少し変わってくるのかもしれません。
