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コラム
身近な労務に関すること
トラブルの入り口は、採用にあるのかもしれない
人手不足と言われるようになって久しくなりました。 求人を出しても応募が来ない。 ようやく応募があっても辞退される。 そんな状況が続くと、「まずは人を採用しよう」という考えになるのも自然なことだと思います。 もちろん、人がいなければ仕事は回りません。 採用は会社にとって、とても大切な経営判断です。 ただ、長年さまざまな会社を見ていると、私は時々こんなことを考えます。 トラブルの入り口は、採用にあるのではないか。 問題社員。 早期離職。 人間関係の悪化。 ハラスメント。 こうした問題が起きるたびに、その時の対応に追われます。 もちろん、それは大切なことです。 でも、本当に考えるべきなのは、その問題が起きた時ではなく、「なぜその人を採用したのか」というもっと前の段 階なのかもしれません。 「教育すれば変わる。」 そう考えることもあります。 もちろん、人は成長します。 知識も増えます。 経験も積みます。 ただ、現場を見ていると、私は少し違う印象を持っています。 伸びる人は、教育で伸びるというより、自分で自然に伸びていくように感じるのです。 昨日より少し良
6月30日
問題は、突然起きているわけではない
労務トラブルの相談を受けていると、時々感じることがあります。 問題は、ある日突然起きているように見えるけれど、実際にはその前から少しずつ始まっているのではないか、ということです。 ある日、社員が退職を申し出る。 ある日、ハラスメントの相談が出る。 ある日、職場の人間関係が大きく崩れる。 表面だけを見ると、突然起きたように見えます。 ただ、よく話を聞いていくと、その前から小さな兆候があったことが少なくありません。 報告が少なくなっていた。 会話が減っていた。 誰かが我慢していた。 小さな不満が、そのままになっていた。 その時点では、大きな問題には見えません。 忙しい時期なら、後回しになることもあります。 「まあ、今は様子を見よう」 そう考えるのも、自然なことです。 ただ、組織というものは不思議なもので、放っておくと自然に良くなることはあまりありません。 むしろ、人も組織も、少しずつ楽な方へ流れていくものなのかもしれません。 言いにくいことは言わなくなる。 面倒なことは後回しになる。 確認すべきことが省略される。 最初は小さなことです。...
6月23日
「アットホームな会社です」と書いてあるけれど……
求人広告を見ていると、 「アットホームな会社です」 という言葉を見かけることがあります。 ひと昔前は、よく見た表現だったように思います。 最近は少し減った気もしますが、それでも時々見かけます。 私はこの言葉を見るたびに、少し考えてしまいます。 アットホームな会社とは、どういう会社なのだろう。 社員同士の仲が良い会社なのか。 何でも相談できる会社なのか。 それとも、家族のような雰囲気の会社なのか。 もちろん、そういう会社もあると思います。 実際に人間関係が良く、長く働いている社員が多い会社もあります。 ただ、不思議なことに、本当に雰囲気の良い会社ほど、 「アットホームです」 とあまり言わないような気もします。 求人サイトでは、社員の皆さんが並んで笑顔で写っている写真を見かけることがあります。 もちろん、それ自体が悪いわけではありません。 ただ、会社の雰囲気というものは、写真だけではなかなか伝わらないようにも思います。 むしろ、 電話応対の様子。 来客への対応。 社員同士のちょっとした会話。 困っている人への声かけ。 そういう何気ない場面に、その会社
6月15日
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