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コラム
身近な労務に関すること
“働きやすい会社”だけでは、人は残らなくなった
最近は、 「働きやすい会社」という言葉を、 よく聞くようになりました。 休日。 福利厚生。 リモートワーク。 フレックス。 少し前までなら、 それだけで「良い会社」と言われていたものが、 今はかなり整ってきています。 実際、 働く環境は、 昔よりずっと良くなっている部分もあると思います。 それでも、 人が定着するとは限らない。 ここに、 今の会社が抱えている難しさがあります。 休みは多い。 残業も少ない。 人間関係も悪くない。 それなのに、 なぜか人が辞めていく。 逆に、 決して楽ではないのに、 人が長く残る会社もあります。 この違いは、 どこにあるのでしょうか。 少し前までは、 「働きやすさ」は、 かなり分かりやすいものでした。 給料。 休日。 労働時間。 条件を整えれば、 人は定着する。 ある意味では、 そういう時代だったのだと思います。 でも今は、 少し事情が変わってきています。 働き方が多様になり、 転職も珍しくなくなりました。 SNSを見れば、 いろいろな働き方が流れてきます。 もっと自由な会社。 もっと楽しそうな仕事。 もっと自分らし
5月19日
「若手がすぐ辞める」は、本当に悪いことなのか
最近、 「若手がすぐ辞める」という話を、 よく耳にします。 数ヶ月。 あるいは一年以内。 せっかく採用したのに。 時間をかけて教えたのに。 会社側からすると、 やはり簡単には割り切れません。 一方で、 働く側の感覚も、少し変わってきています。 昔は、 「まずは3年」という言葉が、 半ば常識のように存在していました。 合わなくても続ける。 我慢しながら慣れていく。 そういう考え方には、 たしかに意味もあったのだと思います。 実際、 最初は違和感があっても、 働いていく中で、 その会社の良さが見えてくることもあります。 仕事内容よりも、 人間関係が合っていた。 派手さはないけれど、 安心して働ける会社だった。 そういうことは、 実際によくあります。 だから、 「すぐ辞めること」が、 いつも正しいとも限りません。 ただ同時に、 「長くいること」が、 そのまま正しいとも言い切れなくなっています。 今は、働き方も、価値観も、 以前よりずっと多様になりました。 転職そのものが、 特別なことではなくなっています。 いろいろな会社を経験しながら、 自分に合う場所
5月6日
賞与はなぜ納得されにくいのか|「あとでもらう」仕組みの限界
賞与の話になると、 どこかで少し、空気が変わることがあります。 昇給の話よりも、 少しだけ感情が動く。 評価はされているはずなのに、 なぜか納得しきれない。 金額の問題のようでいて、 それだけでもない。 賞与には、そういう独特の難しさがあります。 少し整理してみると、 賞与という制度は、実は少し特殊です。 日本では当たり前のように存在していますが、 法律で支給が義務付けられているものではありません。 会社が任意で設計し、支給するものです。 さらに言えば、 海外ではここまで一般的な仕組みでもありません。 つまり賞与は、 制度としては“必須”ではないものです。 それでも長く続いてきたのは、 理由があります。 賞与は、 長期雇用を前提とした制度だからです。 年に数回、まとまった金額を支給することで、 社員の定着を促す。 いわば、 「あとでもらう約束」が、 会社と社員の関係をつないできたとも言えます。 ただ、この前提が、 少しずつ変わってきています。 転職が当たり前になり、 キャリアの見通しも短くなってきた。 そうなると、「あとでもらう」という設計そのも
4月30日
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