人事担当者が「誰にも相談できずに抱え込みがちな労務の悩み」
- 健太郎 内田
- 2025年12月16日
- 読了時間: 2分

人事の仕事をしていると、「これ、誰かに相談したほうがいいのかな」と一瞬思って、そのまま自分の中で考え始めてしまうことがあります。
たとえば、ちょっと気になる社員の対応。残業が増えてきた部署のこと。メンタル面が心配な社員の話。
大ごとではないけれど、判断を間違えたくはない。そんな場面です。
人事の悩みは、だいたい「白か黒か」では決まらない
労務の相談というと、「法律的にアウトか、セーフか」という話を想像されがちです。
でも実務では、そんなに単純な話ばかりではありません。
法的には問題ないけれど、現場はどう受け止めるか
前例とズレすぎていないか
今後も同じ運用が続けられるか
こうした要素を、同時に考えなければならないことがほとんどです。
このあたりが、人事担当者の仕事のいちばん悩ましいところかもしれません。
なぜ、人事担当者は相談できなくなるのか
人事担当者の方から、こんな声をよく聞きます。
「社長に相談するほどでもない気がして」「まだ自分の判断でいけるかなと思って」
気持ちは、とてもよく分かります。
人事の仕事は、“問題が起きてから動く”より、“起きないように判断する”場面のほうが多い仕事です。
だからこそ、相談のタイミングを逃しやすい。
結果として、一人で抱え込む時間が長くなってしまうということが起きがちです。
人事担当者が本当に欲しいのは「正解」ではない
実際に多いのは、「完璧な答えが欲しい」という相談ではありません。
今の状況で、どこがリスクか
どこまでは大丈夫そうか
他社ではどう考えることが多いのか
こうした考えるための材料を整理したいという相談です。
一度、頭の中を外に出して、誰かと一緒に整理できるだけで、判断のしやすさは大きく変わります。
外部社労士は「判断を一緒に考える存在」
社労士というと、「手続きをやってくれる人」というイメージが強いかもしれません。
もちろん、それも大切な役割です。
ただ、人事担当者の方とお話ししていると、それ以上に求められているのは、
「この考え方でズレていませんか?」「ここは慎重にしたほうがいいですか?」
と、判断を確認できる相手であることだと感じます。
まとめ
人事の仕事は、何も起きていないときほど、誰にも気づかれにくい仕事です。
でも実は、何も起きていない“その裏側”で、たくさんの判断が積み重なっています。
もし、「これ、誰かに一度聞いてみたいな」と思うことが増えてきたら、外部に相談できる相手を持つタイミングかもしれません。
