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コラム
身近な労務に関すること
ちゃんと評価しているのに、なぜ昇給はあまり変わらないのか
昇給の話をしていると、 どこかで、少し不思議な感覚に出会います。 評価はしている。 面談もしている。 それなりに差もつけている。 それでも、 「思ったほど変わらない」という感覚が残る。 誰かがサボっているわけでもなく、 制度がまったくないわけでもない。 それなのに、 結果だけが、どこか似たような数字に落ち着いていく。 この感覚は、 多くの会社で、静かに共有されているものだと思います。 少し視点を変えてみます。 昇給というものは、 評価の結果である、という理解が一般的です。 もちろん、それは間違っていません。 ただ、 それだけでは説明がつかない現象が起きているのも事実です。 評価をしても、 大きくは動かない。 ここに、 もう一つの前提があります。 昇給は、評価だけで決まるものではなく、 会社が許容できる範囲の中で決まる、ということです。 どれだけ評価をしても、 その結果をそのまま数字に反映できるとは限らない。 人件費の総額。 組織のバランス。 将来の固定費。 そういった制約の中で、 昇給は“調整される”ものになります。 評価がある。 しかし、そのま
4月24日
定期昇給だけで、会社の価値は見えるのか
4月になると、 昇給の話題が少し増えてきます。 「今年はどれくらい上がったのか」 「思っていたよりも少なかった」 そんな声を聞くこともあります。 昇給は、 分かりやすい指標です。 数字として見えるし、 去年との違いもはっきりします。 だからこそ、 つい、その数字だけで 判断してしまうこともあります。 ただ、 少しだけ立ち止まって考えると、 会社の価値は、 昇給だけで決まるものではない、 とも言えそうです。 たとえば、 どのように評価されているのか。 どのような役割が求められているのか。 働き方はどうなっているのか。 あるいは、 年次有給休暇は取りやすいのか。 福利厚生はどのように設計されているのか。 そういったものも、 日々の働き方には、 少しずつ影響しています。 昇給がしっかりしている会社もあれば、 働き方や環境の面で バランスを取っている会社もあります。 どちらが良いか、 という話ではなく、 何を重視している会社なのか、 という違いなのかもしれません。 ただ、それらは一つひとつを見るだけでは、 なかなか全体像が見えてきません。 昇給だけを見る
4月16日
新卒初任給を上げられない会社は、採用で不利なのか
新卒の初任給が40万円、という話題が広がる中で、 こんな声を聞くことがあります。 「うちはそこまで出せないのですが、やはり不利でしょうか」 たしかに、数字だけを見ると、 差があるように感じます。 同じ採用市場の中で、 より高い金額を提示している会社があれば、 そちらに目が向くのも自然なことです。 ただ、採用というのは、 金額だけで決まるものでもありません。 もちろん、一定の水準は必要ですが、 それだけで選ばれているわけでもない、 というのが実際のところです。 たとえば、 どのような仕事を任せるのか。 どのように成長していけるのか。 どのような環境で働くのか。 そういった要素も、 採用の判断には大きく関わってきます。 また、初任給を上げることには、 その後の影響も含まれます。 既存社員とのバランス、 評価制度との整合性、 将来的な人件費の見通し。 そうしたものを踏まえずに、 採用のためだけに水準を上げてしまうと、 あとから調整が難しくなることもあります。 一方で、 無理に競争に合わせない会社にも、 別の選び方があります。 金額以外の部分で、 自社の
4月13日
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